身体の「固さ」は連動性の低下につながる
一般的に身体が固いと言われている状況の原因は、靭帯と筋肉にあります。
これらが日常生活のクセや疲労の蓄積により硬化してしまった状態が多くの人が言う「身体が固い」ということです。
身体を酷使するアスリートは筋肉に疲労が溜まりやすく、常日頃からしっかりケアしないとすぐに身体が固くなる傾向にあります。
特に筋肉量の多い男性アスリートは大変です。
固い は 動かない
筋肉が固い という表現は 筋肉が動かない と言い換えることが出来ます。
よくスポーツの現場などで「身体の連動が大事」と言われていますが、動かない筋肉があれば連動などするはずがありません。
逆に筋肉量が少なくても、全身の筋肉がしっかり「動く」状態であれば全体的な連動が生まれて大きな力が出せます。
固く動かない筋肉は連動を生まないどころか、ただの重りです。
そして回りの筋肉に多くの負担をかけてしまい、故障にもつながります。
サッカーでいえば、味方がレッドカードで退場になれば残りの10人の負担が増えますよね?
それと同じで動かない筋肉は仲間の筋肉に負担を与えてしまいます。
やっかいなのはサッカーだと一人退場でいなくなればすぐにわかりますが、
身体の場合動いていない筋肉に気づいていないという状況がずーーっと続きます。
連動性で身体能力を向上させることが出来る
真剣にスポーツをしているとウェイトトレーニングが必要になります。
特に相手とのコンタクトがあるスポーツだと圧倒的に身体が大きい方が有利になります。
そしてもちろんパワーアップが目的でウェイトトレーニングに取り組む人も多いはずです。
トレーニングで筋肉が大きくなればたしかに出せるパワーは大きくなります。
しかし取り組むべきはまず動かない筋肉を動くようにすることです。
一部の筋肉を大きくしたところで結局動かない筋肉がある限り連動しません。
逆に動かない筋肉が動くようになれば連動性が向上し全体的に出せるパワーも上がります。
また正しいポジションがとれるようになるため、ウェイトトレーニングの効率も良くなります。
まずは気づくことが第一歩
ヨガをすることで自分の身体がいかに動いていないかに気づけます。
ヨガにはさまざまなポーズがあるため、自分の不得意なポーズが見つかるでしょう。
まず気づく、それが改善へのはじめの一歩です。
そしてヨガを継続することで柔軟性を取り戻し身体能力を向上させることが出来るでしょう。