ヨガは疎ましいものだった?
今でこそヨガは身体に良いエクササイズとして広まり、
世界中で2億5000万人の実践者がいると言われています。
しかしヨガの歴史を考えれば、これだけの支持を受けるようになったのは割りと最近の話なんです。
それ以前のヨガというのは、魔術的なものだったり性的なものを含んでいたので世間からは敬遠されるものでした。
ヨガの革命児 グネィ
1924年10月にグネィ氏がヨガの科学的研究を専門とする壮大な施設を設立しました。
ここでの研究でグネィ氏が今までのダークなヨガのイメージを新しい健康的なものにアップデートしました。
そしてクラスでヨガを教える、女性を受け入れる(それまではヨガは男性がするものだった)という
今のヨガスタイルにつながる流れを生み出したのもグネィ氏だと言われています。
インド独立への布石
何故グネィ氏が今までのヨガを変えようとしたのか?
それは彼がインドの独立運動に積極的だったからです。
ヨガのイメージを良いものにすることでヒンドゥー教を復権し独立運動の追い風にしようと考えたのです。
おそらくこのグネィ氏がいなければ今のヨガを取り巻く状況はなかったと思います。
グネィ氏に感謝しつつ、僕はさらにヨガをアスリートに伝えていきたいです。